家族や親戚は英語でなんと言うんだろう? クマさん一家を紹介します。パンを焼くおばあちゃん、サカナを釣るおじさん、洋服をつくるお母さん・・・・・・。みんなそれぞれの役割を果たしていて、なにか忙しそうと思ったら、赤ちゃんのお誕生日の準備をしていたのでした。最後のページには家系図があり、おじいちゃん、おばあちゃんから、いとこたちまでの関係がわかります。
小さいお子さん向けの厚紙のボードブック。ページが自動車の形や家の形に切り取られた仕掛け絵本です。今日は家族4人で車に乗って、おばあちゃんの家に行きます。街を走り抜け、横断歩道を横切り、赤信号で止まって、丘を下ります。Vroom vroom、chug chugなど、乗り物に関する楽しい擬音語が学べます。
小さなネズミが森の中で大きなイチゴを発見! 赤く熟れていてとてもおいしそうなイチゴ……。でも、森にはそのイチゴを狙う大きなクマがいるから、さあ大変。イチゴを死守するべく、ネズミのドタバタが始まりました。結局、最後まで姿を見せないクマを怖がるあまり、ネズミがあれやこれやと試行錯誤する様子がユーモラスに描かれています。CDには本文の歌や朗読とは別に、ドラマ風にアレンジしたナレーションも入っています。
真っ青な海を色鮮やかなサカナたちが泳いでいます。Little、big、bigger、biggest、そしてsmall、smaller、smallestという比較の表現が学べる絵本。小さいサカナは大きなサカナに追いかけられて、あわや食べられそうに!! でも、小さいサカナは狭い穴をスルリと通り抜けて逃げられるのです。ゆったりとした歌に乗せて深海に生息するサカナの世界が描かれています。
ある夜、穴から出たモグラは、空に輝く銀貨のようなものを発見しました。何ときれいなのでしょう。「手に入れなくちゃ」と決心したモグラは、月に向かってジャンプしたり、棒を使って落とそうとしたり、それまで一度もやったことのない木登りに挑戦したり、さまざまな試みをしますが……。モグラの心情を表現した、美しいメロディのsongは、英文全体ではなく、歌として独立した歌詞となっています。
『くまさん くまさん なにみてるの?』の原作英語絵本とCDのセット。茶色いクマが見ているのは私を見ているa red bird、赤いトリが見ているのは私を見ているa yellow duck……。見開きのページいっぱいに描かれた10種類の動物と色の組み合わせが学べます。CD収録の歌は心地よいメロディが特徴。同じフレーズがリズミカルに繰り返されるので、すぐに覚えてしまいます。CDには歌のトラックの他に、朗読、チャンツ、子どもの声の歌が収録されています。
家族はみんな「(芽は)出てこないよ」と言いますが、男の子は毎日水をやり、雑草を取り、そしてとうとう……。邦題『にんじんのたね』。 小さいサイズながら、全体がニンジン色のインパクトのある絵本です。前向きなストーリーなので、ニンジン嫌いの子どももこれを読むとニンジンのイメージが変わるかもしれません。左ページに本文、右ページにイラストという構成になっているので、読み聞かせもしやすいでしょう。
女の子、お母さん、おばあさんの一家は大きなビンにコインをせっせと貯めています。女の子も、食堂で働くお母さんを手伝います。実は一家の家は火事で焼けてしまったのでした。親戚や近所の人たちが家具や食器を持ち寄って応援してくれました。でも、女の子は仕事で疲れたお母さんが休める、ゆったりした肘掛け椅子がどうしても欲しかったのです。一家は節約をし、コインを貯めて、とうとうビンがいっぱいになる日がやってきました。
「ココナツの木のてっぺんで会おうね」、AがBに言いました。BもCに同じように言いました。そこでアルファベットたちが順々にココナツの幹を登っていきます。でも、全部のアルファベットの重さを支えきれなくなって、ついに。「チカチカブンブン、チカチカブン・・・」、一度聞いたら忘れないリズミカルな歌を通して、アルファベットと友だちになりましょう。ビル・マーティン・Jrとロイス・エイラトのコンビによる傑作です。
ネコのクレオといっしょに、アルファベットを覚えましょう。Aはサクサクした歯ごたえの赤いもの、Cは「こんにちは」と言うときに「モー」というもの、Jはトーストを甘くするもの、Mはクレオの大好きな飲み物。さあ、なにかを当ててみましょう。アクリル絵の具で描かれた鮮やかな絵を見ながら、楽しくお勉強です。
『オールド・マクドナルド』ののどかなメロディに乗せて聞こえてくるのは、ブラウンさんの農場の納屋で響くカチャカチャいうタイプの音。そう! ここのウシさんはタイプが打てるのです。
「親愛なるブラウン様、夜になるととても寒いので、電気毛布をください。敬具」
要求に応じてくれないブラウンさんに対し、ウシはミルクを出さないストライキを決行し、ブラウンさんが最後通告を突きつけ、ウシたちは緊急会議。深刻なお話が、ユーモラスなイラストで進行します。さて結末は?
レオ・レオニ作。動物たちは自分の色をもっているのに、カメレオンは違います。レモンの上では黄色になり、トラの背中に乗れば縞模様に……。そうだ! 葉っぱの上にいればずっと緑色でいられる、ボクは緑色だ! と思ったら、秋には黄色や赤になってしまいました。悩んだカメレオンは、ある日、年上で知恵のある別のカメレオンに出会いました。
レオ・レオニの作品の中でも、とりわけきれいな色が楽しめる絵本。邦題『じぶんだけのいろ』。
CDは歌、朗読、チャンツ、子どもの歌の構成です。
鮮やかな色のボードブックが丸、四角、三角、長方形、だ円、ハート、ひし形、八角形、六角形の形に切り抜かれ、切り抜き部分の絶妙の重なりで、トラやネズミの顔になるという想像力をかき立てる絵本。大人でもページをめくるのが楽しくなります。9つの形と9種類の動物が登場。
デパートのおもちゃ売場に並んでいるテディベアのコーデュロイ。女の子はひとめ見てコーデュロイを気に入りますが、お母さんは、今日はたくさん買い物をしてしまったし、それにオーバーオールのボタンがひとつ取れているからと買ってくれませんでした。その夜、コーデュロイはボタンを探して真夜中のデパートを探検します。
CDには朗読のほかに、歌がいっぱいアレンジされたラジオドラマ風のトラックが収録されており、大人のリスニング教材としてもおすすめです。
愉快なストーリーが、これぞJYbooksというリズミカルな歌になった絵本。レモンの木が1本あるだけの離れ小島で暮らすサルの食べ物は、来る日も来る日もすっぱいレモン。ある日、望遠鏡で遠くの島にバナナの木を発見しますが、泳げないサルにはそこまで行く方法がありません。賢いサルは知恵を働かせ、海に棲むワニに「サルとワニでは、どっちの数が多い?」と質問します。海面にズラリと勢揃いしたワニの数を数えながら・・・・・・。カウントアップしながらバナナの島までたどり着き、「念のため検算」と今度はカウントダウンしながら、ちゃっかり自分の島に戻ります。
ペットが欲しくて動物園に手紙を書いた子どものもとへ荷物が届きました。荷物にはVERY HEAVY! の注意書きが。フラップをめくってみると、中から現れたのは「ゾウ!」という奇想天外な絵本。大きすぎて飼えませんと送り返すと、また新たな荷物が届きました。フラップは上にめくったり、下にめくったり、左開き、両開きとバラエティ豊か。中から何が出てくるかドキドキです。CDには動物の鳴き声や、荷物のギシギシいう効果音が入り、ワクワク感が一層高まります。 絵本立ち読みとCD試聴は再生ボタンをクリック!
ミミズたちも人間と同じように生活し、日記をつけていたのでした。何を書いているのか、ちょっとのぞいてみましょう。春になって人間の釣りシーズンが始まると、ミミズたちはいつもより地中深く潜行しなければなりません。人間たちがスコップで釣りのエサ(つまりミミズ)を掘ろうとするからです。人間の石蹴り遊びは、ミミズにとって危険きわまりないゲームです。逆に人間の子どもたちに悲鳴を上げさせる方法も、ミミズはちゃんと知っています。CDは朗読です。
身近な動物と比較してみましょう。パキケファロサウルスと雄ヤギではどちらが怒りっぽいか、Tレックスとワニではどちらが残忍か、ステゴサウルスと4頭の腹ぺこの馬ではどちらがたくさん食べるか・・・。恐竜の体型に合わせて、折りたたまれたページが縦に伸びたり、横に広がったりして迫力十分。巻末には恐竜9種の詳しい説明も掲載されています。
ミスター・ウィッシー・ウォッシーは台所で皿洗い。マグカップ、お皿、ボウル、フライパン、ネコのお皿と脇目も振らず一心不乱に洗い続けて、次に無意識のうちに手に取ったのがネコ。ネコは大慌てで食器を蹴散らしながら逃げ出しますが、驚いたのはミスターも同じでした。Wishy-WashyとDishy-Washyの繰り返しが楽しい絵本です。
CDには歌と朗読のほかに、大人の読み上げを子どもが真似して続けるEcho-Readと、チャンツのリズムに乗せて大人→子どもと繰り返して発話するEcho-Chantが収録されています。
小さい小さいネズミが、なにかのシッポに話しかけます。
「ボクのともだちになってくれる?」。
うーん、ネズミくんの表情とCD収録のうなり声からすると、どうも断られたみたい。あきらめずに走り続けて、次のシッポめがけてジャンプ。相手は大きなウマ、ワニ、ライオン、カバ……、かなり無謀ですよね。ネズミくんはおともだちを見つけることができるのでしょうか。ところで、気になるのはどのページにも下の方に緑色のオビのようなものが描かれていること。最後に正体がわかります。
この絵本はエリック・カールが文字がまだわからない小さい子どものために、入門本として描き上げたもの。とにかく絵がビビッドですばらしいのです。書かれている文字はたった8語だけ。読み聞かせをしながら、親子で一緒にお話を作っていく絵本です。
★CD収録の英文はCDケースの裏側に書かれています。
カンガルーにもお母さんはいるのかな? ハイ、わたしやあなたと同じようにお母さんがいます。同じ質問が繰り返され、白鳥、キツネ、イルカ……、全部で12種類の動物たちのやさしいお母さんと子どもたちのイラストが続きます。
巻末にはミニ知識がまとめられていて、ライオンの赤ちゃんはcub、お母さんはlioness、お父さんはlion、群れになるとprideと、呼び名が変わるのが学べます。
厚紙のボードブックで、角は丸く加工されています。
コルデコット賞オナー賞に輝いた『Click, Clack, Moo: Cows That Type』の姉妹編。ブラウンさんは農場の動物たちをずーっと監視しています。なにかよからぬことを企んでいないか、心配でしょうがないのです。当のウシ、ヒツジ、ブタたちは、昼間はのんびり草を食べたり昼寝をしたり、いかにも人畜無害をよそおっています。しかし夜になると、地元のお祭りのコンテストに出るべく、歌とダンスの練習に余念がありません。なにしろ一等賞の賞品はトランポリンなのです。
それにしても、アヒルは毎朝ブラウンさんが読む前に新聞をちゃっかり読んでいるし、ブラウンさんがバーベキューにつられて監視の目を離すのを知っているし、どうみても、動物たちのほうに分があるのですが。
ママが焼いてくれたクッキー12枚を、子どもふたりで分けるとひとり6枚。さあ食べようとするたびに、玄関のチャイムがピンポーン。近所のお友だちが次々に遊びに来て、さて、今度はひとり何枚? ちゃんと食べられるのかドキドキです。割り算と、皆で公平に分け合う心が学べる絵本です。
邦題『おまたせクッキー』
英語圏の童謡をもとにした絵本。CDの歌を聞けば、誰でも耳にしたことがあるはず。場面は朝のひっそりした駅前の広場。やがて、いろいろな乗り物が集まってきてページの穴から姿を現し、だんだんにぎやかになります。列車の警笛、トラックのクラクション、消防車のサイレンなど、14種類の擬音語が学べます。乗り物好きの男の子に大人気。
みんなが寝静まった真夜中に、大きなクルマが静かにやってきました。最初にZoom, Zoom, Zoomと空き地に現れたのはDump Truck Daisy。続けて、ゴミ収集車、ショベルカー、ミキサー車、トラクター、ブルドーザー、クレーン車がやって来て、全部で7台のクルマたちが何かの作業を始めました。そして、朝が近づくと撤収です。明るくなって見てみると、空き地にできていたのは子どもたちの遊び場。滑り台にブランコもあります。真夜中の突貫工事でクルマたちはすばらしい働きをしたのでした。
巻末には各車両に関するミニ知識が掲載されています。CDのStory Songは本文だけですが、Read Aloudのトラックでは、全体の朗読を聞くことができます。
男の子はおじいちゃんからCluck! Cluck! Cluck! コッコと鳴くメンドリをもらいました。その赤いhenからchickが誕生してペットが2羽になりました。つぎにおばあちゃんからQuack! Quack! Quack! クワックワッと鳴くアヒルをもらったら、その白いduckからducklingが誕生して、ペットは4羽になりました。同様にcatとkitten、dogとpuppyと増えていって、最後にはなんと16匹。男の子がPlunk! Plunk! と弾くギターに合わせて、みんなで楽しくダンスをします。全部で8種類の動物の親と子の名称、それぞれの鳴き方を覚えることができます。さて、「colt」は何の子どもでしょう?
南米チリの民話をもとにしたお話。CDの歌もフォルクローレ調の哀愁のある響きが印象的です。
5人の人魚たちが大西洋に向かいます。そこにはどんな生き物がいるでしょう。おやおや、ちょっと怒った顔をして海中のペットボトルを回収している人魚もいます。さて、サカナの大群と一緒にひとりの人魚がどこかに行ってしまい、残されたのは4人。今度はインド洋に向かいます。南極海、太平洋、北極海と旅するうちに、ひとりずつ消えて最後は誰もいなくなってしまいました。みんな、どこに行ったのでしょう。
巻末には各地の人魚伝説、世界五大洋の特徴、クラゲやダイオウイカなどを紹介するミニ知識が掲載されています。CDのStory Songは本文だけですが、Read Aloudのトラックでは、全体の朗読を聞くことができます。
プレゼントを配り終えてやっと帰宅したサンタ。疲れ切ったトナカイたちは体調不良で早々にベッドへ。ところが、袋の中に1個だけ配り忘れたプレゼントが残っているではありませんか。しかもそれは、はるか遠くの山の上に住んでいる男の子宛のものでした。トナカイに頼れないサンタさんは、途中で飛行機に乗せてもらったり、バイクに乗せてもらったりしながら、山をめざします。それはそれは大変な道のりですが、ジョン・バーニンガムの描くサンタさんは、どんな苦難も飄々と乗り越えていきます。
Harvey Slumfenburgerとは、その男の子の名前。ネイティブの子どもたちはこの長い名前を聞いただけで、クスクス笑い始めるそうです。日本人にはちょっとハードルが高い名前ですが、CDの音声があるから大丈夫。Roly Poly Mountainの頂上の小屋に住むHarvey Slumfenburgerに届けなければならないと、サンタさんが何度も繰り返し言うので、読み進めるうちにすっかり耳になじみます。
CDはドラマ仕立ての朗読で、臨場感たっぷりです。
泥まみれの「何か」が、moo, moo, mooと走り過ぎ、ミセス・ウィッシー・ウォッシーはびっくり。続けてoink, oink. oink,、quack, quack, quackと走る泥まみれに、ミセスは断固たる態度で臨みます。しかし、たらいに水を溜めようとしたら底に穴が開いていて全部もれてしまいます。ウシたちはこれでゴシゴシされずに済むと大喜び。ミセスは妙案を思いつきました。
CDには歌と朗読のほかに、大人の読み上げを子どもが真似して続けるEcho-Readと、チャンツのリズムに乗せて大人→子どもと繰り返して発話するEcho-Chantが収録されています。
ソフトカバー版が品切れになった絵本が、かわいいボードブックになって復活しました。ちょうどCDケースと同じサイズの、宝物のような絵本です。
夕暮れから夜になり、子守歌を聞きながら眠りにつくまでの、ウサギの親子の生活が描かれています。ハチドリが飛んでいったあとの夕焼けの空を眺め、空が暗くなるとコオロギの鳴き声に耳を澄まし、コオロギの声が遠ざかると流れ星を見上げ……。When that…,Mama’s going to…、If that…,Mama’s going to…、リズミカルに繰り返される英文と、美しいロングの絵のコンビネーションがみごとです。
CDのStory Songも子守歌のようなやさしさで、プレゼントにもおすすめの絵本です。
レオ・レオニのコルデコット賞銀メダル受賞作。邦題『ひとあしひとあし』。お腹をすかせたコマドリに食べられそうになったシャクトリ虫。「自分は役に立つ。長さを測ることができる。だから食べないで」と命乞いします。早速コマドリのしっぽの長さを測ったり、フラミンゴの首を測ったり、サギの脚を測ったりと大忙し。ところが、ナイチンゲールに「ボクの歌を測って」と言われてしまい、さあどうする?
CDの歌はとってもリズミカル。朗読にはトリの羽ばたく音やナイチンゲールの鳴き声などの効果音が入っていて、雰囲気を盛り上げます。またエコーチャンツは2語~4語ずつに短く区切っているため、繰り返し練習が容易にできます。
レオ・レオニのコルデコット賞銀メダル受賞作。邦題『ひとあしひとあし』。お腹をすかせたコマドリに食べられそうになったシャクトリ虫。「自分は役に立つ。長さを測ることができる。だから食べないで」と命乞いします。早速コマドリのしっぽの長さを測ったり、フラミンゴの首を測ったり、サギの脚を測ったりと大忙し。ところが、ナイチンゲールに「ボクの歌を測って」と言われてしまい、さあどうする?
CDの歌はとってもリズミカル。朗読にはトリの羽ばたく音やナイチンゲールの鳴き声などの効果音が入っていて、雰囲気を盛り上げます。またエコーチャンツは2語~4語ずつに短く区切っているため、繰り返し練習が容易にできます。
文・絵: Carson Ellis